お疲れ様です。赤鬼です。
IKEAでデスクを購入しました。
UTESPELARE/ウーテスペラレという製品です。
組み立てから使用感まで、かいつまんでレビューします。
組み立てはちょっと大変
このデスク、なかなか大きいです。
購入時は大きな段ボールでひとつにまとめられていたんですが、ばらして搬入しました。
そのままではせまい廊下と階段を通せなかった上に、二階の部屋に一人で搬入するには重すぎたからです。
画像からもわかるとおり、一般的なデスクに比べて部品の点数は多いと思います。
私の場合、組み立てには45分ほどかかりました。
電動工具は使わず、さらに写真撮影をしながら、単独での作業です。
家具の組み立てに慣れている成人男性であれば、おそらく30分もかからず組み立てられるでしょう。
ただし総重量が約30kgに及ぶので、一人で組み立てるのはちょっと大変でした。
作業過程で天板をひっくり返したり、仮組の脚部を支えたりすることもあるので、怪我や事故にも注意しなければなりません。
こればかりは仕方のないことなので、2人以上での組み立てをおすすめします。
作業中に気づきましたが、細かなところに多少の粗が見受けられました。
角や継ぎ目の処理が甘いというか、値段相応な印象はありますね。
ものすごく綺麗な工芸品というわけではありませんが、そういうクオリティを求める人は最初から高級品を選ぶでしょう。
無骨なデザインも相まって、このくらいアバウトな出来はむしろ味になる、と思っています。
なので全体の仕上がりは、可もなく不可もなく、といったところでしょうか。
致命的な欠陥はなく、部品同士の接合の精度も問題ありませんでした。
耐荷重は明記されていないものの、造り自体はがっしりとしている印象です。
よほどのことがない限り、壊れる心配はなさそうです。
完成
とりあえずこんな感じになりました。
エルゴヒューマンとの相性は良いですね。
このオフィスチェアはかなりゴツいんですが、全然負けていません。
天板の見た目も気に入りました。
このメッシュを施したデザインが、インダストリアルな印象を与えてくれます。
デスクとしては奇抜な部類かもしれませんが、決して嫌味なデザインではありません。
現状は黒天板でもじゅうぶん満足していますが、ここを木材に換装してもおもしろそうです。
ちなみに、全体のサイズ感はかなり大きいですね。
5.5畳の部屋ではかなりの存在感を放っています。
ブログ運営のためのオフィスなので問題ありませんが、ワンルームのアパート・マンションだったら躊躇するレベルのサイズ感です。
購入するときは置き場のサイズを計測して、そしてできれば実物を見てから決めることをおすすめします。
特徴は5つ
このデスクの特徴を挙げていきます。
まず1つ目は、脚部の高さを調整できることです。
これは使用感に直結する仕様で、購入を決めた理由でもあります。
画像のとおり、段階式に調整することになります。
組み立て作業のときに、高さを決め打ちするかたちですね。
レビュワーがこぞって紹介している電動昇降デスクに比べると、見劣りするかもしれません。
とはいえ自分の「ベストな高さ」さえわかっていればいいのであって、高いお金を払って電動にする必要はないと思いました。
2つ目は、天板が分割されていることです。
このデスクが「ゲーミング」を称する所以が、奥側に施されたメッシュの部分です。
公式の紹介文を読むと『後ろの金属製メッシュが、通気性を確保してパソコンの熱を逃がします』ということらしい。
どのくらい効果があるのかはわかりませんが、本気で冷却するなら部屋全体のエアフローを考える感じになるんでしょうか。
たしかに通気性は良さそうな設計で、デスク下に空気がこもる感じもありません。
個人的には廃熱効果うんぬんよりも、見た目のほうが気に入っています。
何度も書きたくなるくらい、カッコいいです。
3つ目は、天板の向きを変えられることです。
間違い探しみたいになっていますが、要するに中央部分にある凹の向きを選べるということです。
天板の向きを変えられるデスクはたまにあるので、ウーテスペラレ特有のものではないですが……。
どちらにしても見た目が破綻しないというか、デザインとしてきちんと成立するので、好みで選択すればいいと思います。
ちなみに天板の向きを変えるには、このクソ重たいデスク本体をひっくり返す必要があります。
撮影のために作業しましたが、けっこう大変でした。
また変えたくなったときには覚悟して取りかかることになるでしょう。
4つ目は天板の隙間についてです。
これには実用的な意味があって、隙間からケーブル類を通せるようになっています。
天板の凹みを奥側にもってくれば、開口部を大きく確保することも可能です。
この場合ケーブルが中央に寄ってしまいますが……。
壁にべた付けしてもケーブルを逃がせるのはいいですよね。
たとえば音楽制作やネット配信では、有線の機材をデスク上におくことも多いでしょうから、便利に使えると思います。
5つ目はデスク下のネットです。
ここにケーブルやアダプターを収納することができます。
ネットが標準装備なのはうれしいですね。
ちょうど天板の隙間に沿うように配置されているので、長すぎるケーブルのたわみを逃がすのも良さそうです。
ただしこのネット、素材がポリエステルなので不燃性ではありません。
ネットの中にアダプターや電源タップをおくとなればちょっと心配ですね。
不安な人は、別売りのケーブルオーガナイザーを使うか、電源機器の設置を工夫したほうがいいでしょう。
使用上の問題点
天板の仕様には少しクセがあります。
この天板、びっくりするくらい汚れが目立ちます。
ほこりは言わずもがな、画像のように手や指の跡がついちゃうんですよね。
綺麗なマットブラック仕上げなのですが、だからこそ画像のように目立ってしまうと。
かたく絞った雑巾や、窓用のクリーナーを使って拭けば、一応は綺麗になります。
掃除が面倒な人は、デスクマットを敷くなりして対応しましょう。
それと、モニタースタンドとの相性が良くないですね。
モニターのサイズにもよりますが、自然に設置しようとするとデスクの隙間をまたぎます。
この見た目を許せるかどうか、人によって意見が分かれるところだと思います。
個人的にはせっかくのデスクのデザインが損なわれているような気がして、かなり微妙な心境になりました。
モニターアームをかませば解消するでしょうけれど、スタイリッシュに仕上げるにはちょっと工夫が必要かもしれません。
特徴的なデザインだからこそ発生した相性問題ですね。
さらにもうひとつ、機能性の向上にも寄与しているこの隙間ですが、幅が2cmしかありません。
通常サイズのコンセントプラグでぎりぎり、小型のアダプターや電源タップは通すことができません。
この隙間を活用するには、ケーブルの抜き差しが必須と考えていい。
見た目とトレードオフの関係にあるので仕方ないですが、使い勝手はあまり良くないですね。
最後に、隙間関連でもうひとつ。
人によっては、大きさのわりにデスクがせまく感じるかもしれません。
表記上の天板サイズは「160×80(cm)」です。
これはメッシュ部分を含めた数値で、奥行きとして使える作業スペースは実質60cm程度しかありません。
「160×60(cm)」もあれば一般的なPCデスクの中では広い部類に入るかと思いますが、作業できる範囲が思いのほか限られているわけです。
スペースを有効活用したい人はこの件を頭に入れておきましょう。
個人的に、デスクの有効スペースについては気にしていません。
本や書類を広げたままでも作業できますし、場合によってはデスク上での物撮りも可能です。
これでもスペースが足りなくなるようなPC作業を私は思いつきませんが、あくまで注意喚起のひとつとして挙げておきました。
このデスクで書いていく
ゲーミングデスクとして売られているものですが、私はこれをブログ運営のために活用します。
いくつか問題点もありましたが、結果的には買ってよかったと思っています。
今後は、メッシュや隙間を使いこなすことが課題ですね。
汚れやすい天板の問題は対処できるでしょう。
分割したデスクの設計を受け容れ、なおかつ使いこなすこと求められている。
そう解釈しています。
私にとってはこれも嬉しい悩みです。
普通のデスクであれば、課題なんて浮かばないじゃないですか。
ウーテスペラレのデザインが特徴的だからこそ、あれこれ考える余地が生まれたわけで。
前向きに捉えられるくらい、このデスクを気に入ってます。
オフィスの主役にするつもりで、これからもガンガン使っていきます。
勢いあまって長く書きすぎたことを反省する赤鬼でした。
お疲れさまでした。
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