お疲れさまです。赤鬼です。
今回はブログでの一人称について考えていきます。
一人称はさまざま
ブログ運営の悩みのひとつが、本文中で「自分のこと」をどのように表現するかです。
オリジナリティを出す、という意味ではもちろん悩むでしょう。
しかし今回考えたいのは一人称のこと、つまり表層の部分です。
● 僕
● 俺
● 筆者
● 管理人
● 自分の名前
ブログないし運営者によって、一人称はさまざまです。
ちなみにこのブログで、私は自分のことを「私」と書いています。
とくに深い意味はありませんが、ほかにも運営しているブログとの一人称が重複していなかったので「私」にしました。
こだわりはないので、もしかしたらそのうちしれっと変えるかもしれません。
主体を排除する風潮
ちなみに、一人称を使わないで書くブログもあります。
情報発信系のメディアからの流れなのか、WEBライティングでは主体を排除するような風潮があります。
主語は明確にするけれど、書き手本人の主体性は前面に出さないように書く。
クラシックなやり方のブログほど、このような力学が強く働いているように思えます。
SNS世代はむしろ主体モリモリで書くことが多いですが、このやり方が成立していないわけではありません。
しかし文章の書き方としてみれば、「個人的には~」のような主体性をのぞかせる文言を不用意に使えないムードはあります。
理由を推察するに、以下のような考え方からくるのだと思います。
●「ほかの人は知らないが自分はこう思う」という予防線を嫌う
● 主体なしで伝わるなら省略してミニマムに書きたい
● そもそも個人ブログだから「個人的には」を使う必要がない
WEBライティングを極めようとした場合、「論理性」「効率性」「合理性」のような要素が、文章の背骨になります。
いわば「機械的な書き方」を目指すことになるので、おのずと書き手は内容との距離を空けなければならないわけです。
そう考えるとたしかに、主体を排除したほうがスマートだとは思います。
細かいことは気にしない
ブログは「ひとまとまりの考え」を伝えられるツールのひとつです。
ここまでの内容であーだこーだ書きました。
しかし根本的に、ブログは自由であるべき、と思います。
たとえば「個人的には~」の文言についても、内容を強調するために使ってもいいのではないか、というのが私の考えです。
“個人ブログ”を書いているわけですから、それぞれの文体や言い回しはあって当然です。
それこそ一人称なんて、書き手の勝手で決めていいと思います。
最終的に判断するのは読み手ですから、リアクションを見ながら変化をつけるのはアリです。
洗練されていった結果として、主体を排除する方向に舵を切るのもアリです。
しかし、ライティングの作法やらSEO対策やらを気にするあまり、紋切り型の文章に落ち着いてしまうのはむしろ危険です。
10年前のセオリーが今も通用するとは限らないので、細かいことは気にしないほうがいいです。
私は今後も、一人称に”私”を使うでしょう。
いずれ使わなくなるかもしれませんが、それでもいいと”個人的には”思っています。
自分らしさを大切にしようと思った赤鬼でした。
お疲れさまでした。
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